インプラントトラブルが起きてしまう原因
しかし、ごく稀にインプラントが抜けてしまうなどのトラブルが起きることがあります。残念なら、成功率が100%とは言い切れない治療というのが現状です。
では、いったい何が原因で失敗してしまうのか。
トラブルが起こる原因として、主に患者様の口腔内の環境や、顎の骨の状態に左右されることが挙げられますが、歯科医師の計画ミス・手術ミスが原因となることもあります。
顎の骨の質が原因となるケース
骨が堅すぎる(骨は表層の皮質骨と中の海綿骨より形成)場合
下顎の骨に時折見受けられるケースです。このケースでは、海綿骨が少なく血液供給が悪いために術後の骨が再生しないことが原因となります。このような場合、埋入位置を変えて再手術となります。
骨が柔らか過ぎる場合
高齢の女性で見受けられるケースです。インプラントの埋入から2次手術までの待機期間を十分にとることで解決が可能です。また、入れ歯をご使用になっている場合、インプラントを圧迫しないように調整をする必要もあります。比較的大きな骨移植をした場合、数ヶ月間は入れ歯の使用を控えるのが賢明です。
メンテナンス不足
噛み合わせの不具合
噛み合わせメンテナンスの確認事項
上下の噛み合わせが正しい状態か
左右のバランスが正しいか
クリアランスの状態(人工歯を入れたときの隙間)
咬合平面の乱れ
噛み合わせの力の与え方
生活習慣・持病によるトラブル
生活習慣・持病
喫煙者の方(1日10本以上吸われる方は特に注意)
骨粗しょう症でビスフォスフォネート製剤を服用中の方
甲状腺疾患が重篤な方
糖尿病でHbA1c値が7.5以上ある方
現在放射線治療を受けられている方
過度の刺激・負担によるトラブル
骨質や初期の固定状況次第で、プラス1ヶ月ほど掛かります。手術にて、骨造成を行った場合はさらにプラス2ヶ月ほどの治癒期間を設けます。
この結合するまでの間に、患部を頻繁に触ったり、無理な力が加わるとインプラントの定着に影響があることがあります。
手術中の感染によるもの
感染源として考えられること
歯周病
口腔内のプラークコントロール不良
根尖疾患がある場合
手術中の滅菌不備
あべひろ総合歯科では、術中の感染が起こらぬよう、完全な滅菌状態で手術に臨んでおります
ご安心ください。
歯科医師による手術時のミスによるトラブル
手術ミスを無くすための取り組み
事前のCT撮影データで、綿密な埋入箇所の診査・診断
口腔外科に精通するための知識と技術の日々の研鑚
ノーベルクリニシャンによる事前シミュレーションの徹底
激安インプラントによるトラブル
激安をうたっているインプラント治療では、埋入する際に少し手もコストを抑えて利益を確保するため、粗悪なコピー製品を使用するケースがあるようです。インプラントの表面性状や強度、顎骨との癒着性や長期的な予後は簡単にコピー出来るようなものではありません。
粗悪なコピー製品は、インプラント治療のトラブルの温床となっています。
あべひろ総合歯科では、ノーベルバイオケア社とジンマーデンタル社の実績のあるインプラント体を使用しています。両社のインプラントは全世界で40年に渡る寺領実績があるため、信頼性が非常に高い製品です。
インプラントの不具合を感じた時は
インプラントは、必ず手術を伴う治療法だという性質上、施術直後は痛みや出血・違和感を伴うことも多々あります。
そのような症状は時間とともに徐々になくなるのですが、症状が長引いている・悪化している場合はインプラント周囲炎を起こしている・骨に馴染んでいない可能性が高いです。
ご自身で判断することは難しいので、遠慮せずにセカンドオピニオン、サードオピニオンでの診察を受けることをお勧めしています。あべひろ総合歯科でも、インプラントのセカンドオピニオンを行っております。
また、あべひろ総合歯科では、しっかりとした手順で、間違いのない治療を行っていますので、インプラントのことでお困りの方、不安や疑問をお持ちの方は、ぜひ一度ご来院ください。
あべひろ総合歯科は、地域貢献のため、新患さん・急患さんを随時、受け付けております。
地域の支援と患者さん一人ひとりをしっかり診ていく、という診療方針を掲げ、近隣の流山市や草加市、都内などからも来院頂ける歯科医院に成長してきました。
基本を忘れず、すべての患者さんに対して、そして自分自身に対して正直でありたいと考えております。お口のことなら何でもお気軽にご相談ください。