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あべひろ総合歯科

東京歯科大学 大学院卒、博士号を
取得した歯科医師のいる歯科医院

高齢者の歯科治療

思いっきり笑い健康的に過ごしたい!

年齢とともに、歯の健康、口臭など気にしていても後回しにしてしまっていることはございませんか?
そして、歯を失って諦めてしまっていませんか?
お食事、ご友人や家族との会話など、日常生活において不便となる歯のトラブルは、消化不良や感染症といった全身の健康そのもの、そして入れ歯をはじめとした「話しにくさ」など大きな影響となっています
お口のトラブルを改善することにより、かみ合わせの筋力なども回復し、若々しさを取り戻すキッカケにもなります。
あべひろ総合歯科は、厚生労働省より認定された「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」です。
大学病院や医科と連携する総合歯科クリニックとして、楽しく豊かな生活を送って頂けるようサポートしています。
ちょっとした不安、年齢だからと決めつけていた悩みなど、昔は当たり前だった歯の健康を取り戻すためにあべひろ総合歯科は選ばれています。

高齢者の歯科治療について

なぜ、高齢者には歯がないのか?

高齢者のなかには歯がすべて抜け落ちてしまう方がいらっしゃいます。どうして高齢者の歯はなくなってしまうのかといえば、歯が病にかかり寿命を迎えたということになります。
歯が寿命を迎えたのは仕方がないこととして、歯科医院として警鐘を鳴らしたいのは、歯が抜けてしまったあとに、そのまま放置される方があとを絶たないということです。
1本、歯が抜け落ちたけど、普通においしく食べられるし、ズキズキと痛むこともないから、大丈夫だろうと自分で判断してしまうのはあまりにも危険なことです。
なぜなら歯のトラブルや病気は、私たちの目の見えないところ、わからないところで着々と進行している場合があるからです。

  1. 歯磨きの仕方が間違っている
  2. 良い歯医者に出会わなかった
  3. 歯医者に行かなくなり、どんどん歯が悪くなった
  4. 歯周病になっている

といった現状をそのままにしている方は注意が必要です。

では、高齢者の歯のトラブルや病気には、どのようなものがあるのでしょうか? 一緒に確認していきましょう。

高齢者の歯のトラブルや病気はこんなにたくさんあります

むし歯や歯周病だけではなく…

口の中や歯のトラブル・病気として代表的なものは、歯がズキズキと痛むようになる「むし歯」や、歯が動く、ぐらぐらしてしまう「歯周病」です。
しかし、そのほかにも、歯がしみて痛くなる知覚過敏、血や膿(うみ)が出る歯槽膿漏(しそうのうろう)、噛むと痛いときは歯根膜腔(しこんまくくう)、歯が浮く場合は、その原因としてストレスや血行不良などさまざまな病気が考えられます。

また、歯ぎしりをしたり固い食べ物を噛んだりして歯が欠ける、転倒して歯が折れる、歯が抜ける、つめ物・かぶせ物が取れる、それらを飲み込んでしまったなど、病気だけでなく外的な要因によって起きるトラブルがあります。入れ歯(義歯)の方であれば、入れ歯がこわれたり、口内で歯茎や粘膜に当たって痛い思いをされたりすることもあるでしょう。

直接的な歯へのトラブルとは異なりますが、口が開けにくい、あごを動かすと音がする顎関節症(がくかんせつしょう)、歯ぐきなどが腫れる口内炎、だ液の分泌量が減り、口の中が乾燥するドライマウス、舌痛症(ぜっつうしょう)、水や食べ物が飲み込みにくくなる嚥下障害(えんげしょうがい)などは痛みや不快感を伴うため、生活の質(QOL)を低下させます。

最悪のケースとしては、歯肉(しにく)がん、舌(ぜつ)がんといった口腔がん(悪性腫瘍)ができる場所であることも忘れてはいけません。

歯がないと損をすることが多い

経験のある方もおられることと思いますが、歯がないといろいろなシーンで損をすることがあります。
高齢者の日常生活全般の意識調査で楽しみや生きがいで上位にあったのが、同好との交際や食事や旅行です。高齢者の方にとって生きがいをもって生活をするということは大切です。

  • 見た目

    とくに前歯が欠けていたり、なかったりすると、気心が知れていない初対面の方からは、あまりいい印象を持たれません。また、奥歯がなかったりすると、知らず知らずのうちに表情をつかさどる筋肉にも影響し、実年齢よりも老けて見られてしまうこともありえます。そして、ヒトは力を入れるときには歯を食いしばるといいますが、歯が無いとスポーツや力仕事をするときに力を発揮することができません。奥歯がないことで、バランス感覚がとりにくくなり、転倒しやすくなったという患者様もいます。

  • 会話

    歯がなくなると、どうしても発音が不明瞭になり滑舌(かつぜつ)がわるく伝わります。相手に聞き返されることが多くなるにつれ、相手にいいたいことが伝わらないイライラが増していき、声を張り上げて一字一句、力を入れて話すようになります。そのため話す相手も負担になりますし、なによりもご自身のストレスや体への負担が次第に大きくなっていきます。

  • 食事

    とくに家族団らんや地域の集まり、外食などにおいて、どんなに気をつけていたとしても、歯の無い方が食べながらしゃべると、ごはん粒など細かいものがこぼれ落ちます。家族はまだ寛容だとしても、地域の方や飲食店のほかのお客さんを不快な気持ちにさせてしまうことが気がかりで食事が楽しめなくなってしまう方もいらっしゃいます。


お孫さんから嫌われるきつい口臭


見た目、会話、食事のほかに特にあげられる「損」としてはきつい口臭があります。
当院に来院されるようになった高齢者の方に、どうして歯の治療を決意されたのかをよく聞くのですが、

お孫さんに「お口臭い」といわれてショックを受けた。
という声が必ず出てきます。
口臭で一度、不快な思いをさせてしまうと、トラウマになり、しばらく距離ができてしまうことだってあります。そうならないよう、お盆や正月、大型連休の帰省の前に、当院に来院されてチェックを受けられることをオススメいたします。

以上、歯のトラブルや病気についてご案内してきましたが、ヒトの体というのは血液や細胞でつながっており、歯のトラブルや病気が体のあちこちに悪影響をおよぼす場合があります。歯を大切にするということが、健康や生活に大きく影響を与えています。

これより先は、高齢者の歯のトラブルなどが招く病気について詳しく見ていきます。

高齢者の歯のトラブルなどが招くさまざまな病気

テレビなどで歯周病、歯周病菌という言葉をよく耳にすると思うのですが、歯周病原因菌が口の中や歯の周りだけでは暴れ足りず、全身にまわって、わるさを引き起こすことがあります。また、完全に病気に罹患していなくても、口のなかを清潔にしていないだけで、さまざまな病気を引き起こす可能性があることをお伝えしておきたいと思います。

脳こうそく

脳こうそくは、血の塊や脂肪性沈着物が脳の血管に詰まり、結果、脳性まひ、言語障害、認知障害といった後遺症を引き起こす、おそろしい病気です。歯周病の方は、そうではない方の2.8倍、脳こうそくになりやすいといわれています。普段から脂っこい食事を好む高血圧・高コレステロール・高中性脂肪の方は要注意です。


心臓疾患(狭心症・心筋梗塞)

狭心症・心筋梗塞は、動脈硬化により心筋に血液を送る血管が狭くなる、もしくは血の塊で血管がふさがってしまうことで、心筋に血液が供給できなくなる病気です。最悪、死に至ることもあります。

これまでは生活習慣によって引き起こされるとされてきた動脈硬化ですが、歯周病原因菌もわるさをしていることがわかってきています。


糖尿病

糖尿病の6番目の合併症だといわれてきたのが歯周病です。糖尿病の方はそうでない方と比べ、歯肉炎や歯周炎にかかっていることが多いという結果が報告されています。

また、歯周病になると糖尿病の症状が悪化する、歯周病を治療すれば、糖尿病も改善されることが立証されています。歯周病と糖尿病は密接な関係があるのです。


認知症

高齢者に多くみられる認知症、その症状については、ご存知かと思います。しかし、認知症を引き起こすメカニズムには、

  • アルツハイマー型
  • 脳血管性

があることをご存知でしょうか。アルツハイマー型は脳の萎縮による認知症、脳血管性の認知症は脳卒中が原因となることが特徴です。先ほどの説明通り、歯周病は動脈硬化の原因となり得るため、歯周病菌が脳血管性認知症を招くというのは、たやすく想像できるかと思います。

また、さらにはアルツハイマー型認知症にも歯周病が関係していることがわかってきています。アルツハイマー型は、脳が萎縮するのが特徴ですが、残歯の少ない人ほど脳の委縮が進んでいるというデータが報告されています。また、アルツハイマー型認知症の方が健康な方と比べ残歯が少ないというデータも報告されています。

高齢者は歯がないというのは実は誤解

  • 親は年を重ねていけばいくほど歯は抜け落ちて少なくなっていたような気がする
  • 私も60歳を過ぎたあたりから歯が抜けるようになった

このように、高齢なのだから、歯が抜けるのは当たり前、仕方がないと考えていませんか?
にわかに信じがたいと思われるかもしれませんが、高齢者は歯がないというのは実は誤解です。この事実は統計からも明らかになっています。

資料から見る歯の多い高齢者

厚生労働省が平成28年10~11月に実施した調査で、20本以上の歯を有する方の割合(8020達成者)は、

65~69歳で73%、
70~74歳で63.4%、
75~79歳で56.1%、
80~84歳の時点でも44.2%で、
85歳以上の方が25.7%

と4人に1人以上が健康な歯を保つことができています。

また、1人あたりの現在の歯の平均本数は、

65~69歳で21.6本
70~74歳で19.7本
75~79歳で18本
80~84歳で15.3本
85歳以上でも10.7本

という結果となっています。

さらに、インプラントや義歯、ブリッジなどの装着をしていない方は、

65~69歳で29.4%、
70~74歳で24.5%、
75~79歳で21%、
80~84歳で13.4%、
85歳以上は10.3%もいることが判明しました。

参考:厚生労働省 平成28年歯科疾患実態調査の結果の概要
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/62-28-02.pdf

80歳になっても厚切り肉が食べられる

また。このような女性の例もあります。
当院に定期的に検診を受けに来られている市内の80歳の女性は、お孫さんの介助が必要ですが、一緒に車で来院されています。見た目はとても若く、80歳だといっても誰も信じないでしょう。

いつも定期検診後には、少しだけ世間話をさせていただくのですが、最近の楽しみといえば「お肉を食べること」なのだそうです。すき焼きや豚の生姜焼きなどをお召し上がりになられるのかなと思っていたのですが、お孫さんがいわれるにはステーキが好物なのだそうです。

ここ最近は噛み切る力が弱くなったそうで、同居しているお嫁さんに、細かく切って出してもらっているそうですが、弾力のあるお肉をしっかりと食べることができています。

前回の検診でも、歯のぐらついているような箇所は見当たらず、80歳でも20本の歯をしっかりと残せています。

このように、高齢であっても多くの歯を残せている方は存在します。歯科医として、このようなお話を聞けるのは、とてもうれしいかぎりです。

毎日、正しい方法で歯を磨いてメンテナンスされている方の多くは、70代、80代になっても、自分の歯でおいしいものを食べ、好きなことをして毎日を元気に過ごしていらっしゃいます。

歯が健康な人と不健康な人の差って?

歯が健康な人と不健康な人の差は、どこから生まれているのでしょうか。
歯科医としてお答えできるのは、次の3つとなります。

普段の生活習慣に気をつけている

歯が健康な人は、動脈硬化や糖尿病にならないよう、また、メタボリックシンドロームにならないように、食事に気をつかっています。歯の健康が全身に影響するように、健康な食生活は、歯の健康に寄与します。


1日1回の正しい歯みがきを大切にしている

歯みがきの目的のひとつは歯垢をとりのぞくことにあります。むし歯の原因となる歯垢が歯に付着するのが約8時間、歯垢が固まって歯ブラシで取れなくなるのに約24時間かかるといわれています。そのため、当院では1日1回の徹底的な歯みがきをオススメしています。


かかりつけ歯科医院を持っている

かかりつけ歯科医院は、歯の健康を守るために、いつでも気軽に相談できる歯医者のことです。かかりつけ医を持つことは、政府も重要視していて、平成28年4月からは、患者様ひとりひとりに対し、生涯にわたってお口の健康に貢献できると厚生労働省から認められた医院には「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」という称号が与えられる制度がスタートしました。


あべひろ総合歯科は“認定”
かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所です

2016年12月から当院も埼玉県三郷市では『初』の厚生労働省関東信越厚生局認定かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所となっています。

認定かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所とは、地域包括ケアシステムにおける地域完結型医療を推進していくことを目的とし、次の基準などを満たした歯科医院のことです。

  • 歯科医が複数名いる、あるいは歯科衛生士が1名以上いる
  • 高齢者口腔機能管理にかかる研修などを受けた常勤歯科医が1名以上いる
  • 緊急時対応に必要な体制が整備されている
  • 医療安全対策について十分な体制が整備されている

まずは、
あべひろ総合歯科で
検診を!


当院が、認定かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所を目指した原点は、
高齢者の方に、
いつまでも健康な歯で生活してほしい

という院長・阿部ヒロの願いでした。
ずっと健康な歯で生活したいと思われた方は、すぐに当院にお越しください。また、歯のことで少しでも不安に思っている方、お悩みの方も当院にお越しください。
まずは口の中と歯の状況を確認し、歯科衛生士が歯垢や歯石の除去・口の中のクリーニングを行います。そこから、治療やメンテナンスの方針を話し合っていきましょう。
しっかり治療の流れなどをお話ししながら進めていきますので、安心して治療を受けて頂いております。

定期的にお口のメンテナンスを行うことで、生活の質(QOL)が、きっと上がるはずです。
あべひろ総合歯科は、口腔内から健康を保ち、これからの人生を、楽しんでいけるお手伝いをいたします。

新患急患随時受付まずは電話予約

048-950-2525

受付

9:30~19:30

休診日

祝日のみ(土日は19:00まで)

あべひろ総合歯科は、地域貢献のため、新患さん・急患さんを随時、受け付けております。

地域の支援と患者さん一人ひとりをしっかり診ていく、という診療方針を掲げ、近隣の流山市や草加市、都内などからも来院頂ける歯科医院に成長してきました。
基本を忘れず、すべての患者さんに対して、そして自分自身に対して正直でありたいと考えております。お口のことなら何でもお気軽にご相談ください。