世界の「八重歯」に対する考え方と日本
埼玉県三郷市のあべひろ総合歯科、矯正専門医の澁田です。
世界的には大変珍しい、日本には「八重歯はかわいい」とされた時代がありました。日本の歴史や文化などから考察した論文によると「八重歯はかわいい」には
- 若さが関係している
- 日本文化の幼児性が潜んでいる
- 未完成の美としての魅力があるのだろう
とのことです。しかし、現代の歯科治療では八重歯は治した方が良いと断言されています。その理由として、八重歯は咀嚼(そしゃく)時のガイドとなるべき犬歯が機能せずしっかり噛めない、歯磨き不良でむし歯や歯周病になりやすい、転んだ時に怪我をしやすいなど、デメリットの方がよっぽど深刻だからです。
八重歯の治療前 | 八重歯の治療後 |
ちなみに欧米諸国では「ドラキュラ」「狼男」「魔女」と忌み嫌われ、近隣の韓国や台湾では治療して当たり前。「かわいい」という認識はなく、中国では「虎の牙」と呼ばれ「幸福が逃げる」、または「家族との離別を早める」などの迷信すらある八重歯。グローバル化した現代において、日本人も八重歯を含む不正咬合は治療するより他ありません。
あべひろ総合歯科は、地域貢献のため、新患さん・急患さんを随時、受け付けております。
地域の支援と患者さん一人ひとりをしっかり診ていく、という診療方針を掲げ、近隣の流山市や草加市、都内などからも来院頂ける歯科医院に成長してきました。
基本を忘れず、すべての患者さんに対して、そして自分自身に対して正直でありたいと考えております。お口のことなら何でもお気軽にご相談ください。