歯科麻酔専門医の大野です。

静脈内鎮静法は余計に時間がかかるの？と思われる方、いらっしゃると思いますので、それについてお答えしていきたいと思います。

率直に申しまして、静脈内鎮静法を用いますと余計に時間はかかります。それはなぜかと言いますと、患者さんにお薬を入れて、眠ったような感覚を感じていただくまでの時間と、あとは処置を受けた後に、麻酔の薬をお体から抜いていく時間というものがあります。それを思うと「静脈内鎮静法、面倒くさいな」だとか、「時間がかかるならいいや」と思われる方、中にはいらっしゃると思いますが、それ以上のメリットがあります。

治療が終わった後に、例えば辛かったりだとか、痛かったりだとかしたような思いが一切なかったり、あとはお口を開けている時間が長くなると、どんどんどんどん、やっぱりお口を開けている時間が辛かったりだとかしてきますが、そういったことを一切感じることなく、治療を終えることができますので、終わった後に「もう一度こういった治療法を受けてみたいな」と思われる方も中にはいらっしゃると思います。

時間がかかっても、それ以上にメリットがあるということを思っていただいて、ぜひ静脈内鎮静法をお考えいただければと思います。

よろしくお願いいたします。