中米グアテマラでの技術実践+ラスベガスでの休日
研修の報告とその学びをシェアしようと思います。
はて? グアテマラってどこ?
グアテマラはアメリカ大陸の中米にあります。国土は北海道と四国を足したくらいの大きさで、メキシコのすぐ南に位置し、南は太平洋、北東はカリブ海に面しています。日本からはアメリカやメキシコで乗り継ぎ、総移動時間20~30時間ほどの遠い国です。
グアテマラはスペインの植民地だったこともあり、公用語はスペイン語。しかし、先住民のマヤ系言語等が未だに多く残っており、地方では実際に使われています。特に地名はスペイン語ではないものが多く、ウエウエテナンゴ(Huehuetenango)、パナハッチェル(Panajachel)といった耳慣れない、そして発音しにくい言葉です。
グアテマラには四季がなく、あるのは雨期(5~10月)と乾期(11~4月)の2種類だけ。現地では雨期を「冬(スペイン語:invierno)」、乾期を「夏(同:verano)」と呼びます。
緯度的に考えると熱帯に属する地域ですが、気温は常に20度前後と温暖で、雨を除けば一年中とても過ごしやすい気候です。グアテマラの多くの都市は標高1500~2000mの高原地帯にあり、年間を通じて半袖と羽織る物があれば過ごせる位のさわやかで快適な気候と聞いています。
ガイドブックを見るとかなりの治安の悪さが書かれていますが、実際のところは不明です。 外務省の渡航情報では「レベル1:十分注意してください。」という、4段階で一番安全なカテゴリーの情報です。 どのレベルかは分からないのですが、中国、タイ、フィリピンと同じらしい。
グアテマラに到着!
深夜便で飛び、早朝の5時半に現地到着!ロスから5時間くらいです。結局一睡もできず、機内に一人で本を読む。これから勉強するための参考文献、読破ってとこです。チェックイン後、レストランのおねいちゃんがかわいくて早速、写真撮影。連日の徹夜また徹夜は堪えますが、これから少し休憩してさっそく研修スタート!
いざ、グアテマラへ出発!From Las Vegas
少し遅い朝、朝昼を摂るためホテル内のレストランを訪れてみたのですが、イタリアンレストランがなんとも品の良い客しかいないではありませんか!?暗くてシックなレストランより、明るく外が見えるスタイリッシュレストランの方が好きだな。なんか良い気分ですわ。
ベガスと言えば、華やかでお金持ちが多いというイメージがあるのだが、空港でその真相に迫るためにラウンジを見学してみた。なんと、デルタ航空は国内線のラウンジ設定が無い!いまどき、あり得ないと思いました。あるのは、ユナイテッド航空のみ、その他PriorityカードのVIPラウンジがあるのだが、全然たいしたことなく、狭すぎてこれならば外のスタバでカフェした方がマシ。
アメックスのラウンジもあったので立ち寄りました。アメックスはなかなか良いラウンジ持っているではありませんか。ちょっと混雑していますが、軽食もOKですし、多機能性がある。アメックス持ってなかったら、ビジネスクラス以上の人はラウンジで過ごせないことになる。デルタ航空のお粗末さはここでも露呈した形となった。まあ、それでも効率よく無駄を省き、しかも古い機材でよくも集客出来るもんだなあ、とある意味感心です。
LAラウンジで前夜祭および打ち合わせをしています。1日バカンスもつかの間、今日は移動日で、これからやる事のまとめを行います。
ベガスは本当に暑かった。毎日40度以上で、考えてみれば内陸の、しかも盆地だから熱が溜まるらしく、雨の降らない砂漠気候。グアテマラでは、実際に患者さんを診察、および手術に携わると聞いています。それに伴い、症例検討やテクニカル的なことを学ぶようです。
12月にはニューヨーク一週間ラウンドが控えており、それまでに自己研究論文を20P完成し、ケープレを2ケース作成する義務があるようで、それに向けて事前打ち合わせと詳細内容把握が必要なのです。この時期に指導を受けて、残り中3ヶ月で仕上げるというのは酷な話です。学生なら良いでしょうが、みんな働いていて、しかも院長クラス以上ですから、朝から晩まで、それこそ夜9時まで診療と休み無しのみならず、マネージメントやマーケティング・技術研鑽と、一人3役4役をこなしているわけですから、いかに過酷かが分かるかと思います。ちなみに日本の大学院生は、3年で完成させ、残りは論文審査や修正などを行います。しかも、こと私に限っては、指導医申請のために60ケースを作成しないとならない状況下にあるわけで・・・。ちなみに専門医を取るのも試料集めと雛型記入に多くの時間が割かれましたが、その6倍です(専門医は10ケース)。マジやばい3ヶ月間を過ごすことになりそうです・・・。
多くを偽性にしてやらねばならないときがある。でもそれはサポートしてくれる周囲があってのこと。どこまで献身的になって頂ける環境下にあるか、どこまで私が感謝の意のもとに没頭出来るか・・・。経営者とはそんなもんですよね。最終的に達成出来れば、組織としても大きな還元があり大きく成長します。人が、組織が、発展するときの痛みですな。
やるっきゃない!
FRANCISCO MARROQUIN UNIVERSITY(UFM)
1st Day:グアテマラ
非常に過ごしやすい日が続いています。まさに初夏のすがすがしい毎日ってとこでしょうか。 高地特有の気候なんでしょうね。
昨夜は久しぶりにグッスリ寝ることができて、ようやく頭も体もすっきりです。とは言っても、毎日の習慣なのか、時差ぼけなのか、5時間以上寝られない体になっていますTT
今回、研修を受ける大学はフランシスコ・マルクイン。中南米カリブ地域の中ではトップクラスのエリート校で、大統領の息子や近隣諸国の富裕層が通う、とても裕福な私立校です。近代的で設備が整った、とても綺麗な校舎が印象的です。
施設基準、教育レベル、Wi-Fiでのネット接続などIT環境も先進国に引けを取っていません。むしろ先進国なんかより良いかもしれない。
歯学部のドクターも、近隣諸国から選抜されたトップエリート達で非常にフレンドリーです。中南米ならではの楽天家たちなのかも。そこに相まってスパニッシュだからとても陽気な人種。相変わらず英語ができなくて四苦八苦しています。理由は簡単。いくら英会話学校行っても、勉強していないからなんですけどね。
研修が始まり、まずはNYUのPro.であるDr.Chooの術前症例検討会と模型チェック。そして、実践オペ。事前に担当者から「この国最高峰の大学に最高の治療を求めて来院される患者さんに対し、十分な敬意をはらって処置願います」というプレッシャーをかけられ、余計にテンションの上がる私であった。(^0^;)
そういえば、ホテル前のイタリアンでお昼ご飯。メチャクチャおいしいパスタを堪能しました。日本でもイタリアでも、こんなにおいしいパスタにはそんなには出会わない。今回のツアーでのグルメはここが一番良かった。
2nd Day:グアテマラでの生活 ~ Implant practice Surgery
いよいよ研修も本番突入。2人一組で行うオペ開始。大学病院に来られる患者さんの手術を直接任せられます。もっとも、担当者が毎回チェックしてくれて、アドバイスをもらうことになっている。
まずはしょっぱな、無歯顎サイナスリフトの症例を行う。昨年ドミニカで同じような人たちを担当したこともあって術野は良いのだが、しかしやりにくい。使う道具も材料も進め方もまるっきり違う。サイナスリフト(上顎洞挙上術:骨増生)とインプラント同時埋入は日本でもおなじみの手術ですが、ここでは少し苦戦。通常どれだけ掛かっても1時間以内で終わるのですが、なんだかんだいって2時間かかる始末。いつものやり方ではないし、煩雑な確認作業、機材が動かない、連携がいまいちだったりと、慣れない環境では良くあることです。それにしても、「あんまり麻酔をしなくて大丈夫かなー」なんて思ってしまうほどに、麻酔が少ないんです。結局、後で多くを足すんですけど・・・。なら始めにしっかりと効かせるべきなのかなと思ってもしまう。この少ない麻酔のせいで、痛みや出血のコントロールができないという、口腔外科では考えにくい初歩的な配慮不足には少し驚いてしまいますが・・・。(^^ゞ
それにしても、患者さんが忍耐強い。そして我慢強いんです。日本だったら大変なことです。ちょっとでも痛かったら、まずクレーム。そして信頼を失う。はたまた評判が悪くなる。かつ下手なDrとさえ言われかねない。まー、そんなこと言ってんのは現代日本人だけなんですけどね。そう考えると、日本は豊かになりすぎて、痛みを忘れているのかもしれませんね。
加えて、こちらの患者さんは品がある。これまでは、はっきり言って偏見持っていました。中南米の患者さんの治療は意識が低くて・・・とか思っていましたが・・・。いやいや、現地の指導者が言うように、最高の医療を求めてフランシスコ・マルクインに来ているというのは本当のようだ。
なんとなく環境には慣れた。明日はもっとスムーズにいくようにがんばるぞ。
3rd Day:グアテマラでの医療連携
一日中手術に携わる貴重な体験をしました。症例の割り当てに限りはあるものの、異国の地で、しかも言葉が通じない環境で行うことはとても大きな勉強になります。全くのアウェイでは、自分の力を出し切らないと物事が進まない。やり慣れている環境であれば、楽だし安心。しかしそれによって難題にぶつかったときに対処はしにくい。困難な環境で行うから、診断力の向上、判断のスピード、現場で生じるつまずきに対処できる能力が身につくと思っている。私は難しい環境の方が燃える。不安や恐れが無いわけではない。どちらかと言えば逃げたいし、楽をしたい。しかし、それでは何も達成出来ない。だから、やるかやらないかとなれば、”やる!”を選択したいのです。
さて、今回割り当てられた症例は、左側上顎の骨造成サイナスリフト。四歯分を15ミリ以上造骨しろと!人工骨約4グラムを使用したのだが、材料をケチるように言われたのにはビビった。これだけ大きな症例を少ない人工骨でまともに対応するのは無理。しかも得意なピエゾなどの特別な機材があるわけでもない。条件が悪くてもカバーリング出来る治療指針や対応条件の選択肢が無い。
条件が良ければ同時移入させても良いかと聞くが「NO!」。まー、仕方がないかな。ここを段階処置にすると、後々GBRや再手術、侵襲などが大きくなってしまうのだが、条件が良くても安全第一だから後々の侵襲を選ぶのはやむを得ないのかもしれない。にしても色々な考え方を聞いて実践したので、それなりに勉強にはなった。無論、手術は成功!最後まできっちり対応させていただきましたよ。40分程度で終わってしまったのですが、職員の確認待ちで、結局は一時間半以上かかる羽目になるんですが・・・。(^^ゞ
共同オペはアメリカ人との予定だったのですが急遽変更、日本人とペアに。英語はできないけど、そうそう海外の専門医たちと合同オペするなんて事はないから、非常にエキサイティングになると予想していただけに、残念。大人の訳あり理由でした。ちなみに日本人の技って凄いですよ。
そしてなによりも
やっぱり、患者さんの笑顔なんだよねー。期待に応えて全力を尽くすこの姿勢を評価してくれるのは嬉しい限りです。
みんな医療に携わるものは誰かのためにだとか、役に立ちたいとか、助けてあげたいというか、自分の成長が誰かの幸せや感謝につながるということで医療職に就く人が多いのは今も昔も変わらないと思う。むしろこの考えにはたぶん国境は無い。しかしながら、最近の日本では失われた光景だなとつくづく感じます。私が強く感じるのは、患者さんからの感謝の度合いが違いすぎる。たとえ下手であろうと、成功しようとも、自分にTryしてくれたことに心から感謝してくる光景に心がグッときます。日本でここまで感じることは少ない気がする。だから、自分が歯科医師になって患者さんから受ける気持ちに素直に感動してしまうのでしょう。
この写真は患者さんが自ら一緒に写真を撮ってくださいと言ってきた写真だ。そして心から感謝をしてくれるその姿に、私たちは昨今の日本で失われた何かに気がつく。日本ではやりの必殺「個人情報」、うんぬんかんぬん・・・。そんなものはこの国にはなかった。念のために、日本でこの写真をFacebookかブログで使用してもいいですか?と聞く。「off course!!」とリアクション付きで快諾いただけました。日本だったら、「え~・・・。なんか恥ずかしい」とか「なんか、やだなー」。そんなことは一切無い。
最近よくある引きこもりという性格、最近の世の流れは日本の教育的文化に問題があると思う。30年前、小学校の卒業アルバムに住所と電話番号があった、緊急連絡簿もあった。これも個人情報がどうたら、こうたら言ってるんですって?しかもこの仕組み今無いんですって?? いや~ありえんわ。モンスターチルドレンを生んでいるのも日本の悪いところだ。野放しにしてるからなんだよね。そういえば、僕の友達のイギリス人が日本に来て中学校の先生や英会話学校の先生をしているのだが、モンスターチルドレンは親の教育、発言がちょっと問題だぞとよく言っている。イギリスにはモンスターなんていないから、信じられなくてあり得ないそうだ。
モンスター・・・、ふざけんな!と一蹴する文化に変えたいものだ。そうすれば潔癖症やアレルギーもうつ病も、意味不明な精神疾患も、ブラキサーも減るのではなかろうか。
話が脱線しましたが、今日もなんとか無事に終了することができた。修了の授与式が学部のテラスで行われました。簡単なDinnerと懇親会で終了です。
昔は二次会、三次会とあったんですが、最近はみんな疲れて夜はそのまま解散になってちょっと残念な気がします。まあ、私自身も眠いし体力が無くなって、なかなか夜更かしができない状態です。時差ボケ、眠くても寝れなかったり、日中に睡魔が襲ったり15時間も差があると、なかなかコントロールは難しいですね。
明日、最終日は臨床の見直し検証会が行われる予定。この研修で何を診たのか、しっかり頭の中を整理したい。
グアテマラ研修の学びと総括
NYU(ニューヨーク大学)研修の一環として行われていますグアテマラでの研修も、無事終えることができました。今回の研修、更に素晴しい研修とするため、毎年モディファイされているコースとして好評なのだ。
まずは基礎医学と実習を行い、実際に患者さんを治療し、インストラクターからハンズオンで学びを得る。他のコースとは大きく違うのは、ただ「やった」だけではなく、その後のフォロー、そして驚きは必ずカンファレンスと審査診断を行ってくれるのです。私も国内外で多くのトレーニングを受けたと自負しているが、そのなかでも良い思い出と良い研修であったと評価したい。難しい事にチャレンジしたいという方であれば、そのやる気だけで、参加資格がある。海外研修ということでハードルが上がってしまうが、一流の臨床科を目指すなら、井の中の蛙のままでは居られないのも、また事実なのです。
通常の死体実習であるカダバーセミナーや実践型セミナーだけだと、ただ「やった」だけで終わってしまう欠点がある。この問題をうまく補正したこのセミナーを修了したことで、新たなる知見と学びを得たことは今後の私、そして他の受講者達にとって大きな財産になったであろう。
しかも慣れない異国で、実際の患者さんにハンズオンの医療を提供するわけだから、そのような研修を希望される方にはおすすめです。
なにより参加しているメンバーとリーダーが素晴しい。ここに来るまで多くの勉強や経験、そして日本でのマネージメントが成功しないと、この場には来ることはできないのは容易に想像出来る。
2日間、異国の地で手術に携わる貴重な体験をしました。
さて、研修が終了して、グアテマラの観光があるのだが、帰りの飛行機の便が合わず、参加できなくなってしまったことが心底、唯一の心残りだ。単独行動が許されていないので、交通渋滞も考え、安全策でホテル待機になってしまった。本当に悔やまれる。
古代マヤ文明の中心だったティカル遺跡とコーヒー農場はとても魅力的で、地球の反対側まで来たのだから、ただホテルと大学との行き来だけではつまらない。しかしながら、とてもおいしいイタリアンレストランで最後の晩餐ができたことは欲求不満を少しだけ充足できた気がする。
補足しておくと・・・。古代マヤ文明は紀元前にさかのぼる古い歴史があり、グアテマラが中心であったと聞く。インプラントの最初の発想もここから生まれている。天文学や数字など、世界的に革命を起こした文化があった。歯科においては、欠損部分に真珠貝を入れて義歯の代わりとしたインプラントの前身となった歴史がある。いやー、本当に行きたかった。インプラントを専門にしている人間にとっては、イエテボリとマヤ遺跡を観ない事には先に進まない気がしてならない。
さて帰りも長いロス経由でのフライト。遅れないことを祈るばかりなのです。
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海外研修に絡めて、冒頭に1日だけ夏休みを取り、ラスベガスで観光してました。その様子をここで公開!
Vacation in Las Vegas from Haneda
夏休みがあり、秋のシルバーウイークがあり、自営業者は精神的になかなかゆっくりできないこの時期。診療に励みたいのだが、なんかウズウズするんです。だって夏ですから。(^_^)
今年で4回目となる海外研修は、中米のグアテマラなのだ。その前に1日だけ夏休みをとることに。トランジット先からいつもの嬉しいオンライン配信。さぁ、見逃せない海外ツアー報告の始まり。
この夏、あなたをもっと熱くする何かがあるはずだ。
私自身、それを探しに旅に出ます。
さて、いつもの腹ごしらえラウンジ。今日は羽田から。このラウンジを使うのは始めてで、さっそくカレーを賞味・・・(; ・`д・´) うーん・・・やっぱりJAL特製カレーに勝てるラウンジは無い(笑)
ANAはとんこつラーメンとサービス力かな。ウナギに塩だれカルビなど、つまみにつまんでみた。それなりにはおいしいのですが、どうしても他と比較したくなるのが日本人の悪いとこですよね。タダで食べてるわけだから、辛くちの評論はやめておこう。頑張ってマイルで溜まった旅を堪能しようじゃありませんか。
ベガスでのバカンス、たった一人で闇のフライト
夜中の11時半に着いてチェックイン。荷物の整理をしていたら、もう2時。ホテルに着いたはいいけれど、広すぎるわ激混みだわで、何がなんだかわからない状況です。迷いに迷って行列に並ぶ・・・。ディスニーランド級です。チェックインだけで30分並ぶ・・・(汗)宿泊自体は日本のビジネスホテルと変わらないくらいなので、そんなに高くないのですが、他がメチャクチャ高い。例えば、さっきおなかがすいてポテトチップスとコーラと水を買いました。な、なんと$15(約1700円)もするのです!値段がついていなかったので、ついつい日本の感覚で買ってしまっていた私・・・。まんまと戦略にひっかかっていました。あえて値段を出さない。ホテルのサービスバーやおやつなんて、もう手の届く目の前において、いかにも食べろと言わんばかりにおいてある。なんと$50ー。やり過ぎです。(@@;)
そういう意味で、ベガスは商売上手です。そんなに高くないツアー料金やホテル代ですが、ひとたびベガスで生活するとホント旅行者泣かせ。空港からタクシーで10~15分走ってホテルに着いたら、サービス料が20%付いて38ドル(約4400円)。観光スポットは軒並み料金を上げる傾向が強いです。最近に至っては、もはやぼったくりレベルかと思うくらいに感じます。昨年から世界各地を回るようになって、エスカレートしているのを感じます。日本以外の観光地は、足並み揃えて世界全部で物価上昇と言える。
日本の観光地も、ここまでボッタくらないでしょ。
軽井沢へ行っても、ここまでひどくはない。
明日は、といっても、あと1時間半後にはツアーバスに乗り込みグランドサークルへ。たった1日の夏休みだから、徹夜ありのハードなバカンスなのです。
行きのフライトはANAの大型旅客機ボーイング777-300でした。深夜便とはいえ、夏休みでしかも週末なのに、このフロアの乗客は僕一人。真っ暗な中、一人で名探偵コナンにハマり、機内ショッピングや本を読んだり、飯を食べていたら10時間なんてあっという間。寝たのは最初と最後の1時間だけ・・・。あまりに油断して、機内にパスポート忘れる始末。グアテマラへ行く前に、力尽きそうな感じになってます。
これから自然の力をもらって鋭気を養います。
フライトやラウンジで色々とやることを決めておくのですが、ほとんどが実行されずに終わる。時間の流れがゆっくりだから、行動もゆっくりになってしまうんですよね。(;´∀`)
魅惑の大西部・砂岩の城「アンテロープキャニオン」(アリゾナ州)
結局一睡もしないでツアーバスに乗り込み、砂漠地帯のグラテリアドサークルを目指す。年間降水量300㎜以下が砂漠気候とされるそうですが、ラスベガスもこのエリアも砂漠気候なのです。
ラスベガスから車で5時間ほど揺られ、約600km離れたアンテロープキャニオンへ。ここは先住民であるナバホ族が管理しており、アメリカ国が直接管理しているものではないのだという。ナバホ族は第二次世界大戦時にナバホ語を使って大活躍。アメリカの勝利に大きく貢献したことから、特別自治区みたいなものが与えられているそうだ。ちなみにアンテロープって名前の由来。ダムが建設される前、このエリアにはアンテロープという鹿のような動物がいっぱいいたそうだ。そのことにちなんで名付けられたのだという。数千年前から砂漠地帯にもたらす集中豪雨が水たまりとなり、地上に吹き出す力(鉄砲水)となって岩が削られ、このような美しい筋を描いた地形、マーブル状の層になったとされている。
ちなみに、アンテロープを見学するにはナバホのツアーガイドが必要です。きっかけは1997年に起きた鉄砲水による事故(11名が死亡)。現地に不慣れな観光客、いつ起きるか分からない鉄砲水では、万が一の際の有効適切な対応が難しいため、ツアーガイドが必須となったそうです。ガイド必須となってからは一度も死亡事故は起きていません。
ナバホ族の方たちはとても温厚で親切でした。カメラなど最新デジタル機器の使い方に卓越しており、彼らが持っているわけではないのだが、毎日世界中から来る観光客とのやり取りの中、ありとあらゆる電子機器を言葉関係なく覚えてしまったというのだ。
カメラマン顔負けのスポット写真や、演出写真、デジタルを活用したテクニックなど、観光客を驚かせていた。朝8時に行列に並ぶこと40分。日中は灼熱地獄の中、2時間近く待たなくてはいけない日もあるのだとか。そういうわけで朝早く入ることが得策なのだという。
ちなみに朝休憩でマックに入った。早朝モーニングのマフィンセットで$5。郊外に来れば一般的な値段で、安心して朝マック。
さて2時間半移動して次はグランドキャニオンだ。
天空の庭「グランドキャニオン」
日本はドラクエ?にハマって勇者気分で戦っている人が多い中、私は雄大な景色の中、大自然に立ち向かう勇者気分に浸っています(笑)人生一度は訪れたい場所と知られる岩山の渓谷、それがグランドキャニオンだ。人生のパワースポットとして名高いこの場所は、標高2000m以上の高い所にあり、高地のわりには暑さを感じます。精気をもらい、神々から光を与えられ、力を得た気がする。
ユネスコの世界遺産203箇所の中でも、絶景とされる場所として年間450万人以上の観光客が訪れる。コロラド川が600万年もかけて大地を削り、18億年前の地層を露出させた大渓谷なのだ。地球が誕生して50億年、その1/3の歴史がここに詰まっている。時間と共に太陽の動きにより変化する光景が、究極の自然美であると言えよう。特に朝夕焼けの照り返しが絶景で、泊まり込みの観光客で賑わっています。
魂が浄化された。悪霊退散か?(笑)
シルク・ドゥ・ソレイユ in Las Vegas
(Michael Jackson :one)summer 2017
マイケルの世界観に触れてきました。
マイケルとシルク、異色のコラボレーション!
マイケル・ジャクソン。かつてはあまり好きではなかったスターでしたが、彼の残した功績や考えにはとても感心させられる。まさに天賦の才能を与えられた超一流のマイケルといえど、生身の人間。とてつもない大きな事をやってのける度にビッグスターになっていくわけだが、それだけ足を引っ張る人間も多くなろう。大きなものを背負うであろうし、影響力も大きくなる。ビッグスターなだけに耐えなくてはいけない精神的ストレスは計り知れないであろう。
ともあれ、ラスベガスで本場トップダンサーらの
「マイケルなりきりエンターテイメント」を堪能。
シルク・ドゥ・ソレイユとマイケル・ジャクソンの遺産管理団体との共同プロジェクトで製作された企画もの。マイケルの音楽が流れ、マイケルの映像がスクリーンに映し出され、ダンサーたちが乱舞する。脚本およびディレクターは、ポップミュージック界で振り付け・演出を手がけるジェイミー・キングだと言う。
実は彼、1992年に行われたマイケルの「デンジャラス・ワールド・ツアー」に参加していた人物。ここでゆかりの人物の想いを実現するとは、なかなかたいしたヤツです。ステージ演技はトップダンサーといえど、スクリーンに映るマイケルの方があまりにも強烈で・・・。
シルクのプロでもマイケル・ジャクソンの再現ができるわけもなく、やっぱりマイケルは凄いと改めて実感しました。おなじみの音楽やダンス、パフォーマンスが来ると思わず身を乗り出してしまいそうな感じです。フォログラフィーで出るマイケルの過去が出る度に泣けてきそうな感じもする。幼い頃から天才の名を欲しいがままにしてピュアな心を忘れなかった生き様。
偏見とコンプレックスに悩まされながらも、エンターテイメントを通して社会に大きな影響を与えてきた歴史とその継承を見てきました。
Las Vegas Nights
徹夜の強行軍の次は、ヘリでベガスの夜を一望という企画。たった15分ですが、ネオン溢れる砂漠のオアシスを空から眺めます。
ヘリだと動きがあって、うまく写真が撮れませんなー。なんか仕事のわだかまりをもったまま遊ぶのってやだね。こんな仕事中毒の私も、丸一日駆け巡ってみました。
帰ってきたら11時半!ベラージオの名物噴水を鑑賞します。音楽に乗せて、15分おきに噴水のアトラクション。17時から23:45まで毎日続くそうだ。レストランから眺めながら食事が出来たら良いのにナー。
まともな食事を今日一日摂っておらず、お腹に何か入れたいけれど、もう外に出る気にはなれない。ホテル内のレストランも軒並みオーダー終了で、唯一営業していたうどん屋に立ち寄った。
出てきたものは、4人前はあろう品物、2500kカロリーはある・・・。まさかこんなのが出てくるとは!(O_O) それでも貧乏根性丸出しで、しっかり平らげました。さすがに腹パンパンで動けずです。
部屋に戻り、今120通ものメールを読み読み返信を書く・・・。めんどくさいから書きたくないのだけど、どれも返信しないと行けない内容ばかり。海外逃亡の意味が無くなってしまってますね。(T-T)
今、夜中の3時半を回ったところ・・・。まだまだ残った資料の整理に励んでいます。明日からはいよいよ勉強に集中です。
あべひろ総合歯科は、地域貢献のため、新患さん・急患さんを随時、受け付けております。
地域の支援と患者さん一人ひとりをしっかり診ていく、という診療方針を掲げ、近隣の流山市や草加市、都内などからも来院頂ける歯科医院に成長してきました。
基本を忘れず、すべての患者さんに対して、そして自分自身に対して正直でありたいと考えております。お口のことなら何でもお気軽にご相談ください。